ニッポンバラタナゴ

ニッポンバラタナゴ 体長3㎝±の亜成体

値段は予告なく変更する場合がございます。
※タイミングによってはSOLDOUTになっている場合がございます。

1ペア ¥3,480-

商品説明

種名:ニッポンバラタナゴ
生産者:オッケーフィッシュファーム
採捕時期:1997年
採捕場所:九州(A系統の産地で採捕)※1
繁殖方法:養殖貝を用いた自家養殖池での自然繁殖
出生:2022年
飼養方法:屋外水槽
流通経路:生産者から販売元へ直接取引
販売元:株式会社 名東水園
入荷:2023年3月

※1 系統名は図鑑「日本のタナゴ」による。現在、九州のニッポンバランタナゴはタイリクバラタナゴと交雑が進んでいるが、この個体は体高や婚姻色からも交雑の可能性は極めて低いと思われる。

写真左:生産者の養殖場で撮影された発色している親個体
写真右:2023年3月入荷個体の株式会社名東水園内のストック個体

養殖業者

オッケーフィッシュファーム様
埼玉を拠点に希少種の系統保全の想いを込めて養殖業を営んでおられます。
自然への負荷が少ない環境で累代飼育された元気なタナゴをお届けくださる他、個体識別表示にも全面的案なご協力をいただいております。

トレーサビリティの表示意図

”トレーサビリティ”とは、その商品がいつ、どこで、誰によって作られたのかを明らかにし、追跡可能な状態にすることです。ペットのトレーサビリティ表示は、ブリーダー様が育てた生体の来歴を正確に表示しています。

○生産者名
信用と実績のあるブリーダー様と提携し、生産者名だけでなく施設の写真やインターネット上での活動などもご紹介します。生体の観察だけでは野生個体と養殖個体を見分けることは困難なため、流通の背景をお伝えすることが養殖個体の証明に繋がると考えます。法整備が行われた将来、行政機関によるブリーダー登録制度に発展することを望みます。

○親個体の採捕時期
どれだけ累代飼育したかを明記します。少なくとも2世代以上は経過したものを販売します。また、新たな血を入れている場合も明記します。親の採捕自体は自然に負荷をかけていること、繁殖困難種については技術が確立するまで親個体の採捕が繰り返されてしまっていることも事実です。しかし、このような問題点はあるものの、できるかぎり養殖個体を販売することこそがペットショップの持続可能性であると考えます。

○親個体の採捕場所
採捕場所を明記することは個体の信用に繋がります。しかし具体的な場所を明らかにすると、乱獲に繋がる可能性もあります。特にタナゴは同じ種類であっても地域により色彩が異なり、この違いもタナゴの楽しさの一部であるために、産地ごとにコレクションすることが乱獲に繋がっている側面もあります。
そのため地域の明記は、それぞれの種の現状に応じて柔軟に変更しながら記す方針をとることにしました。例えば県を明記している種類もありますし、系統名で明記している種類もあります。県を跨ぐ大河川では河川名明記も検討しております。系統名は北村淳一著「日本のタナゴ」における地域個体群表示を参考に、採取した場所で捕れうる系統名を明記しました。なお、遺伝子解析を行ったわけではないので、その系統を証明するものではありません。

〇繁殖方法
タナゴ類はイシガイ類に卵を産むという特殊な繁殖行動をします。そのため二枚貝が消費的に利用されてきた側面があります。しかし、トレーサビリティ販売においては、タナゴ類だけではなく二枚貝及び自然にできる限り負担をかけない繁殖が重要な課題と考えます。それを踏まえた上で、貝を消費的に使わない持続可能な繁殖方法を採用していることを明記しています。
なお、弊社では野生のイシガイ類の販売は行いません。人工繁殖の方法をご紹介しつつ、養殖のタガイの販売を予定しております。

○出生
稚魚となった年を明記します。

○飼養方法
人工池、屋外水槽、屋内水槽などがあります。飼養の過程で屋内水槽から人工池に移動させたりなどがありますが、飼育のご参考としていただくことを目的とした項目のため、出荷直前の飼育方法を明記します。

○流通経路
川魚の一般的な流通経路は、養殖業者or採捕業者→漁協の競り市→生体問屋→小売店という流れです。ここでは、どのような業者を経由して販売するのかを明記します。
現在のペット業界では、この流通過程で自然採捕個体か養殖個体かの区別がされておりません。魚の流通経路で養殖個体であることが明記されはじめ、消費者が養殖個体を優先して購入する文化になればと願います。

○販売者
リミックスは株式会社名東水園のブランド名であるため、”株式会社名東水園”と明記させていただきます。入荷後は、店頭の屋内水槽、屋外水槽などで維持します。管理が青水であるか否かなど、詳しい管理状況については別途お問い合わせ下さい。

○価格
市場価格より少し高い価格設定を心がけております。ブリーダー様の高い技術を維持することを考えた価格設定でもあります。また、希少性を理由に高額にしてしまうと、乱獲を招くことにも繋がります。価格は市場の状況と生体の状態を加味し微調整を行っていきます。
そもそも生きものに値段をつけて売買すること自体に疑問を抱く方もいらっしゃるかと思います。しかし生きものの市場にもSDGsやサステナビリティという観点を取り入れ、社会的・環境的な面だけではなく、経済面の持続可能性にも視野を広げる必要があると考えます。

トレーサビリティ対象外生体に関して、他の国産種や海外種においてもコンプライアンス(詳しくはこちら)は徹底しておりますが、持続可能性までに目を向けることはできておりません。
トレーサビリティ商品をきっかけに少しずつでも持続可能性に配慮できるよう努めてまいります。

放流の注意喚起

どの生体においても、終生飼育を目指していただくことを前提として販売しております。
飼いきれなくなった場合の放流が外来種問題に繋がってしまうのはもちろんですが、保全に繋がらない放流も大きな問題があります。これらについてのご説明書きを封入します。

〇飼いきれなくなった場合はご連絡ください
飼いきれなくなった時、広い自然の方がのびのびと生活できるだろうという思い込みで、自然界に放流する方がいます。放流した場合、生き延びる確率は極めて低いです。万が一生き残っても、本来そこに住んでる生きものを食べてしまったり、住処を奪ってしまったり、病気をまん延させたりなど思いもよらぬ悪影響があります。
突然の引っ越しや、増えすぎて飼いきれなくなるなど、魚を手放さざるを得なくなる場合もあるかと思います。どうしても飼えなくなった場合は、弊社で引き取りますので、お電話でご一報の上、お持ち下さい。 善意の放流が原因で、さまざまな生きものの飼育が法律で規制されていっています。海外国内問わず、自分で採取した生きものも含め、放流は行わないで下さい

〇放流は保全に繋がりません
希少な川魚が増えてほしいと願い、家庭で増やして放流したくなる気持ちも分かります。
しかし国内種であっても、別の地域の個体を放流することは大きな問題となっており、国内外来種として駆除の対象にまでなっています。また、同じ地域の個体であっても、一度飼育した個体は病気の拡散や遺伝的多様性の損失などの悪影響を及ぼす可能性があります。
希少種を増やすには、生息している場所を改善することが最も大事です。飼育することで川魚の生態を理解し、その飼育経験を保全にお役立て下さい。魚類学会では、保全のために放流する場合のガイドラインを設けています。ご参考にしてください。

ご注文方法

終生飼育を前提とし、飼育方法・混泳・最大サイズなどをお確かめの上ご購入ください。
・生体は店舗内・養殖業者様の複数個所でストックしております。サイズや管理状態、発送日、到着日などお気軽にお問い合わせください。
・商品の性質上、個体の指定はお受けできません
・お買い上げくださったお客様に「放流注意のご説明書き」をお渡ししております。保全活動にご協力ください。

●店頭販売をご希望の方
〇春日井店で販売を行っております。
〇店頭の展示や受取については、春日井店タナゴ担当:川上までお願いいたします。

●通信販売をご希望の方
〇下記メールフォームからお問い合わせください。
〇送料などはこちらをご確認ください。

ご注文・ご質問はこちら

購入を希望される方は、上記内容をご確認の上ご連絡ください。

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